2023.07.25
憑き物がおちた
8年ほど前からホットフラッシュが始まり、この5〜6年は怒りのスイッチが電光石火で入るという地獄(主に家族が)だったのですが、これは例のアレよねと思いつつも腰が重くて病院に行かないまま不調な日々を過ごしていました。が、いよいよしんどいぞとなり婦人科に行くことに。結果は予想したとおり更年期障害でホルモン剤を処方されたのだけれど、数日塗布しただけでビックリするくらいラクになった。なにこれすごい。
大袈裟ではなく、何か(鬼とか悪魔とか狂ったピエロとかそんな感じのやつ)に心を乗っ取られたかのように、自分の心がコントロールできなくてイライラしていたのが、ストンと憑き物がおちたように穏やかになった。これよ、これ。「本来の姿を俺は取り戻したどー!」と知らない人にもハイタッチしたいくらいうれしい。が、元々そんな陽気な性格ではないのでおうちで静かに喜んでいます。思えば幼少期からずっと「怒ることあるの?」とか「おっとりしてる」と言われてきた人生だったのに、阿修羅のごとく怒る日々が何年も続くだなんて想像もしていなかった。もっと早くに病院に行けばよかったなと思う。
どれくらい変わったかといえば、全く片付けをしない子に対し「何回ゆうたらするねん!」と、1日200回くらいキレ散らかしていたのが0回です。ゼロ。全くない。ホルモン剤塗布してからも「片付けてね」と声掛けはすれども1度も子に怒っていない。怒りやワケのわからない不安や、急に涙が出ちゃったりするジェットコースターのような感情の起伏もない。ロボトミー手術かなってくらいない。ああ、やさしい世界に戻ってこれた。ただいまー!
それにしても本当に女性ホルモンのチカラってすごいなー。どうかこの勢いでサマージャンボが当たりますように。